間取りの作り方その1・用意

 ここから間取りの作り方をお話します。
 前の項目まででお話した内容を参考に、実際に間取りを作ってみて下さい。

 必要になるのは、

1.敷地の形が正確に分かる図面
2.その敷地の場所の「建ぺい率・容積率・斜線制限」
3.トレーシングペーパー(下が透けて見える紙ならなんでも結構です)

 です。


間取りの作り方その2・「間取り作成用」配置図を作る

 まず、敷地の形を元に「間取り作成用」の「配置図」を作りましょう。

 配置図は縮尺1/100の資料を元にして行います。
 もし、縮尺が違う場合にはコピー機で縮尺を変えて下さい。
1/200の時は200%で、1/50の時は50%でコピーすれば1/100になります。

 縮尺が1/100の「敷地の形が正確に分かる資料」の上に「トレーシングペーパー」を重ねます。
トレーシングペーパーに余白が出来る場合には、上側が余白になる様に紙を重ねて下さい。


 次にトレーシングペーパーの上から敷地の線をなぞります。この際、定規を使い、
北を上にして、道路の側がどちらなのと、道路巾を記入しておいて下さい。

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 ここまでで上の絵の様な形が書けていると思います。
 次に考えて頂きたいのが「モデュール割り」です。


 「モデュール」とは簡単に言えば間取りの最小単位を決める作業。
上の絵では縦横等間隔に点線が書かれていますが、その点線の間隔をモデュールと呼びます。

 間取りのプランニングは、この点線の上に壁を書いていくことで進めて行きます。
 つまり、この点線と点線で囲まれた1列が廊下となり、押入となるのです。
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 在来木造と呼ばれる通常の木造においては、910mmモデュールが基本となりますが、
階段や廊下の巾を少し広めに取りたい時には1mモデュールを利用します。


 ここから先の話では便宜上、910mm×910mmの四角形を1モデュールとして書いていきます。
「メーターモデュール」と書かれている時には、1モデュールは1m×1mの四角形を表していると思って下さい。


 上の絵には、縦横等間隔の点線が書かれています。同じようにして、今自分で書いた敷地の形の上に
縦横9.1mm間隔の点線を書いて下さい。 点線が全て書けたら、プランニング用「配置図」の出来上がりです。


☆もし、敷地が大きめで余裕がある場合には、1cm間隔で点線を書くことにより
「メーターモデュール」のプランニング用紙になります。


<3.緩和規定                      5.プラン作成>