この写真は、当社設計「ヴィオラ」マンションの１０階ホール

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デザイナーズマンションの時代は終わりつつあります。
新築時には入居希望者の人気を集める事の多かったデザイナーズも、この厳しい
市況の中、見向きもされないケースが出てきました。

下の間取図は、とあるデザイナーズマンションのもの。
外装も内装もお洒落に、高価な材料で仕上げてある「デザイナーの作品」です。

しかし、
３月完成にも関わらず、成約は約２ヶ月で全７０戸中１０戸。

この厳しい経済情勢の中、もう、表面だけきれいなモノは求められていないのです。
この間取図の様なマンションは、「人が住まいに求める基本性能」を満たして
いません。

当サイト内、マンションの作り方のコーナーでも書いておりますが、

１室しか無い洋室が６帖しかない。浴室と洗面所にはトイレから入る。

その様な物件を、誰も好きで選ぶ訳がないのです。



以前は、見た目のお洒落さで、そんな基本性能に目がいかなくなってしまって
いたのかもしれません。

しかし、もう、この様なデザイナーズマンションが求められる事はないと思います。


賃貸マンション建設は、お施主様の大切な土地資産を使い、
莫大な金額の融資を受けて行う大事業です。
デザイナーズマンション。言葉は素敵ですが、
デザイナーが自分の作品を世に出す為に行う様な設計に、
大事な資産を注ぎ込むのはもうやめませんか？



当社で設計するのは、アーキテクチュアマンション。


限られた敷地条件の中で、入居者の方々から要求される性能を満たすために、
表面から、ではなく、確かな技術から、計画をスタートして行きます。

無駄の無い快適な空間が生み出す機能美。
そこにアクセントを加えて、外観上、内観上も美しいマンションに仕上げます。


見た人を驚かす為の設計ではなく、
大事な中身から作り上げて行く設計。
今後生き残るのは、後者である、と。当社は確信しております。





２０１０年５月完成の当社設計物件ヴィオラ。

十分に高級感があり、分譲マンションにも負けないグレード感で仕上げました。
安普請の賃貸マンションに比べれば少し予算を掛けましたが、中間業者が入って
おりませんので、お施主様の支払額は、一般的な他物件より遥かに安価です。


周囲の賃貸マンションが惨憺たる状況の中、工事完了時までに約半数の住戸に
入居者が付いて下さいました。その後もどんどん申込が入っています。
これからも、市況に関わらず、他物件に先んじる建物を計画してまいります。

※賃貸不況が騒がれる中、ヴィオラは完成後約１ヶ月半の期間で満室となりました。