各階平面図・建物図面の見本
Itatemonozu
左側にある各階平面図は、CADソフトを持っていない一般の方には難しいと
思われる部分です。建築士でも慣れていないと分からないので、簡単に
作図ルールを書きます。

左側の
各階平面図の書き方。
建物外壁の壁芯を実線で書きます。(設計時の求積図を利用する)2階・3階の
図では、1階と形が違う場合には、その階を実線で描き、1階の壁芯も
点線で書き足します。建物のそれぞれの辺の長さ(壁芯)を、書き入れて完成。
縦×横で面積が計算出来る様な「面積表」を下に書いて求積します。
(各階床面積のみ計算して記入。延べ面積は記入不要です。)

右側の
建物図面の書き方。
公図の写しを法務局で入手して、それを見ながら書きます。
分譲地などで、周囲の土地の求積図がある場合には、簡単に描けることもあります。
申請する土地の隣接している土地の形状は全て記入し、地番を書き入れます。

申請する建物の1階部分の壁芯線(
各階平面図の1階の図)と、敷地との空きを
どこかに2箇所書き入れます。

※この図面については、元々、設計者が描いた図面をトレースして完成するもの
 であり、設計者が作成する事に問題がある筈も無いのですが、登記申請は、
 建築士が業務として代理する事は出来ません。本図面を建築士が作成する場合、
 無報酬であれば、なんら問題はないと思われますが、報酬を得た場合には、
 法令に抵触する可能性があります。詳しくは法務局の出張所にお問い合わせ
 下さい。
 マンションで、区分所有の登記をする場合には、壁芯ではなく壁内での面積
 算定になりますので、「トレース」だけでは図面は完成しません。
 賃貸マンションを1棟丸ごと本人登記する場合は、戸建とやり方は一緒です。


 書いている人間は登記のプロではありません。正確でない表現がある可能性が ありますので、参考図書をよくお読みになり、登記所の相談員の方の指示に従って 下さる様、お願い致します。
 参考図書は左にあるサイドバーの「ショップ」でご購入いただけます。