当社設計の標準仕様(在来木造編)


W配筋のイメージ
200mm厚の基礎の中に縦横メッシュ状に
組まれた鉄筋が上下2段に入ります。
べた基礎W配筋(厚200mm)

最近では建売住宅でもW配筋が標準
的になってきた様です。
「地盤調査が必要です」とか言われ
てメーカーに仮契約を迫られていた
りしませんか?地盤調査は何のため
にするのでしょう?

当社では、地盤が良かったら布基礎
で済ますという設計はしません。
全て強固なベタ基礎で設計します。
地盤改良や杭なども、木造住宅では
なるべく選択しません。


基礎パッキン(スターコックス社製)
上記は免震キソゴムのイラスト。
このキソゴムの中には鉄板が入っています。
一般的な基礎パッキンは樹脂性です。
基礎パッキン

これも最近は、建売住宅でも標準
的になってきた様です。
昔は基礎に床下換気口を設ける事が
一般的でしたが、この穴が基礎の
ひび割れの原因となる事もたくさん
ありました。細い隙間ですが建物
全周に回るので、十分な換気効果が
あります。

免震基礎パッキンというものもあり
ます。実験では地震による揺れを数
割軽減出来たと言う代物です。


ペアガラスのイメージ(絵は日本板硝子製)
防犯窓及び地震時の飛散防止の窓に
する場合には、室内側のガラスを
30ミル以上の合わせガラスにします。
ペアガラス

最近の建売住宅では居室のみペア
ガラスが標準的な様です。
それで十分と思いますが、断熱性や
遮音を意識して、当社では小窓は
全てルーバー以外のタイプをご提案
しています。

また、建物で一番冷える玄関には
断熱ドアを選択する他、いくつもの
配慮が必要です。

グラスウールの写真
一般的には5cmの厚さで足ります。
しかし10cm厚にする事による
快適性アップの割にはコストアップは
さほどでもありません。なので採用。

断熱材

建売に限らず一般的にはグラス
ウール50mmが使用されています。
当社では最近、100mmに仕様を
変更致しました。夏の遮熱に抜群
の効果を発揮しています。他の配慮
との相乗効果で約35坪の家を冷房
1台(5.0kW)で速やかに冷やす事
も可能です。


筋違をメインに使用

在来工法では、元々筋違によって
地震や風に耐える様に造られて来ま
した。2x4が国内に入ってから合板
が筋違の代用品として使える様に
なりましたが、当社としては長期間
数々の大地震を経験して来た筋違を
出来るだけ多く入れて設計を行ない
ます。構造用合板は補助的に使用
します。


外壁合板・通気層のイメージ
柱・間柱の外側に構造用合板9mmを
張り、その上に455mm間隔に通気
胴縁を打ちます。この胴縁の上に外壁材
を釘打ち、もしくは金物留めします。
外壁合板張り・通気工法

在来工法では、外壁には筋違を入れ
合板は張らないのが一般的です。
当社仕様では、全ての外壁に合板
を張ります。筋違と合板併用に
より、2x4を遥かに超える耐震性
を確保します。

通気工法は最近の建売住宅でも一般
的になって来ています。木造躯体と
外壁材の間に通気層を設け、湿気を
ためない様にしています。

小屋裏

狭小地に設計する場合には、ほぼ
必ず小屋裏をご提案しています。
小屋裏は暑い、じめじめする、と
いうイメージがありますが、当社
設計の物件ではそんな事はありま
せん。各階を通しての風の流れを
きちんと考えれば、空気は淀まない
のです。

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