本物の注文住宅を建てるということ

世の中には「設計費無料」で建てられた住宅、マンションがたくさん
存在します。工事会社の「設計費は無料です。サービスです。」こんな
台詞に喜んでしまっている人のあまりの多さに驚きます。

それらの建物の設計は一体誰がしているのでしょうか。

設計時に図面を持って来る営業マン、工事
が始まっても現場にほとんど来ない監督。
そんな現場になっていませんか?
大手に頼めば安心?現場にいる人はみんな、
下請業者の人ばかりではないですか?
安心は自分の目で確認するものです。建築
士はそのお手伝いをする職業。面倒な人は
信用できる会社で建売住宅を買いましょう。

実は、設計費無料物件の多くは無資格の営業マンが「設計」しています。
建築主との打合わせ、現場の調査、間取りの決定、そういった一番
大事な設計作業に「建築士」が介在しないのです。
「新築工事」の仕事を取るために動いている営業マンが設計図まで
作成(図面化するのはCADオペレータ(資格不問))する訳です
から「設計費無料」なのです。本当に無料な訳ではなく、設計費に
当てるべき費用が、営業活動費として工事費の中に計上されている筈
なのですよ。

某大手住宅メーカーが数年前に「当社は社内試験により設計士という
資格を作り、社内試験に合格した設計士が業務で活躍しています。」
と広告していました。とんでもない話です。まぎらわしい名称が禁止
されている事すら、東証一部に上場している様な企業までもが、気に
掛けていません。
住宅業界では建築士法や建築基準法はあからさまに無視されて来ました。

大きなマンションでも同じ。(耐震偽装問題について)


これは大袈裟?
ある時、上司が一緒に来て「まだ入社したばかりの彼に是非
チャンスをやってください!」「今月が決算月ですので、特別に
お安く出来ます。今月中にご契約頂ければ!」
どんなに頭を下げられても、こんな台詞で家を建ててはいけま
せん。大量生産の自動車やテレビを買うのなら、そういう
買い方もあるかと思います。でも良い住宅を建てるという事は
そんなに簡単なものではありません。一軒一軒違う環境にある
中で、最大限、住まう人に配慮した住宅というのは、専門家に
しか計画出来ないのです。

建売住宅でないから注文住宅。そういう定義もあるかと思いますが、

設計事務所としては「そうじゃないんです」と言わせて貰いたい。
まじめな業者が建てれば建売住宅でも、粗悪な注文住宅より遥かに良い物件になります。

本物の注文住宅とは、建築士と相談しながらお施主さんが自分で設計し、それをみんなの
力で実現した建物であるべきです。

家族全員で地鎮祭を行なう。当然、そこには設計者も
施工者もお酒を持って駆け付け、祝います。
お施主様と設計者と施工者、三者の共同作業は地鎮祭
という儀式から始まります。

お施主さんが計画を立てる時、技術的な目安をお知らせしながら、夢を形にしていく
お手伝いをする専門家が建築士です。そのための勉強をこれまでもして来ましたし、
常に勉強をし続けています。

現実には、有資格者である建築士と打合わせもせずに建てられた多くの家が注文住宅と
呼ばれて
社内名義貸しという違法行為も横行しています。

私達が設計段階でお施主さんに伝える内容の、ほんの一部を以下のコーナーで見て頂こう
と思います。専門家の視点がお施主さんの夢を実現する強力な武器になる事を分かって
頂くために。

当社推奨の戸建住宅の仕様(在来木造の場合)
建売仕様で足りているもの、と、付け足したいもの。

「お買い得敷地」を選ぶ実践クイズ
良い敷地は、採光や通風の良い建物が建てられる敷地。
南側道路の敷地でも、配置を間違えば最悪の家が建ちます。
逆に敷地延長の旗竿敷地でも、信じられない程快適な家が建てられる
敷地も存在します。
安価な土地を購入し、装備の良い建物を建てて、快適に暮らす。そんな
ご提案をメインにしています。

丈夫な家が出来るまでの工事写真
いつも当社設計物件で当然の様に行なわれている工事中の写真です。

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