路地奥敷地での防犯例

 実は防犯対策を取り易いという観点で路地状敷地の例を作りました。よくありがちな
地価の安い敷地延長敷地です。

1.まず、門扉の所にカラーモニタ付インタホンを設置。

  来客の方には、門扉の場所で応対し、招かれざる営業や勧誘はここでシャット
 アウトします。また、多くの犯罪者は事前に現場調査をすると言われており、その際
 営業マンのフリをして、インタホンを押す事で在宅確認をするそうです。
 インタホンは、カラーで暗くても映るもの、そして、録画機能付の機種を選んで
 犯罪者は下見の段階で引き返す様に仕向けたいものです。

2.上記の様に、門扉部にインタホンを付ければ、門扉を入って玄関までのアプローチ
 や、庭、敷地の空き部分には、家族が把握していない者がいるはずはありません。
 その様な場所には、動作検知センサを設置します。就寝時や留守中に、この部分に
 何か動きを検知すると、警報を発生します。(猫にも反応する可能性があります)

3.更に不法侵入者については、早期に記録に残します。1〜4台の監視カメラを
 建物周囲の各所にセット。内蔵メモリに録画するタイプでなく、ネットを介して、
 遠くの場所に録画するタイプを選択します。万一、家の中のパソコンを盗まれた
 場合でも、画像は消える事はありません。

※門扉の上にセンサーを付けるタイプの防犯設備もありますが、上記の手法に比べると
 高価なものに付く様です。あまりお薦め出来ません。費用を掛けるのならば、警備
 会社のサービスを利用すべきだと思います。

 当社でお薦めしているのは、警備会社に頼らない、建築主と設計者が一緒に造り
 上げて行く防犯システムです。初期費用は同じくらい掛かるかもしれませんが、
 月々の経費が掛からず、他人に鍵を預ける必要が無いので安心だと思います。

防犯装置の写真

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