床面積を抑えるとは?ー容積率のはなしー

さて、
「床面積」を抑えるとどんなメリットがあるのでしょうか。


土地の能力。それは各種法制限で決まります。


敷地面積の何倍の大きさまで建物を建てて良いか、というのが
容積率
また、道路に面する部分には
道路斜線が掛かり、
狭い道路では高層化する事は出来ません。
その他、
日影規制高度地区規制など、様々な規制が掛かります。


その中で建てられるボリュームには限りがあるのです。
その
ボリュームの中でどれだけ多くの割合を
居住部分に回せるか?

それこそが、
賃貸マンション企画の成否を分けます。



どうしても必要なもの」と「無駄なもの
の見分けの仕方をまとめてみましょう。


1.エレベータのデッドスペース

2.パイプスペース


各階2mでも良いのです。
たったそれだけをヒネリ出せれば、
10階建では
20mの空間を居住部分に回せます。
エレベータやパイプスペースの工夫で
1Kタイプ1戸分の空間を新たに
作る。
その為に建築費は設備分として200万円分程度アップしますが、
年間
収入は1戸分の家賃が丸々増加します。
計画の
安全性が飛躍的に高まるのです。



良い設計は賃貸マンション経営の安全性を高めます。


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