設計の基本 (第7章)住戸内の効率化(1DK化)

アパートデベロッパが大量供給して来た1Kタイプの物件。
さすがに数年前から飽和状態になって来ました。
今では、地域によっては「1DKの方が1Kよりも家賃坪単価が高い」
という状況も起こっています。

当社では5年以上前から設計物件の1DK化を進めています。
6年前に建築された1K物件は、これまでに高い家賃を回収して来ました。
建築費の回収リスクは、もう考えなくて大丈夫そうです。

しかし、今から1Kタイプを作るのは危険。そして、
35平米の床面積を使った1LDKは建築費が掛かりすぎて危険です。

理想はこんな1DKだと思いませんか?



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面積が26平米以上あれば「1Kタイプ」ではなく「1DKタイプ」とする。
28平米以上あれば、しっかり2人以上が住めるように間取りを作る。
食事をすることの出来るダイニングキッチン。当たり前のことです。
シングルベッドが2台、もしくはダブルベッドが2台入る寝室。
近隣の競合物件を見てください。この当たり前のことが出来ていなかったりするのです。
新築で埋まらない物件には理由があります。

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