商業地域なのに、満足に建物が建てられない地域があります。
極端な時には、大通りの片側は発展しているのに、その反対側は完全に寂れている。そんな街路を見る事があります。

これには理由があります。

商業地域・近隣商業地域には「日影規制」が一般的にはありません。
容積率も高く、高層化しやすい土地なのですが、1つ、例外があります。

商業地域の周囲に、それ以外の地域(日影規制区域)がある場合には、
商業地域内の土地であっても、その「影が落ちる場所」の規制を受けてしまうのです。

つまり、日影規制の無い商業地域であっても、
そのすぐ北側に、日影規制が厳しい地域を設定してあれば、そこには、4階建てすら建たないことになります。

3階建てしか建たないならば、いっそ、木造で建ててしまえば、ローコストでの建築が可能です。
しかし、これも実現出来ない事がほとんどです。

なぜなら、商業地域は、また同時に「防火地域」として指定されている事が多く、防火地域には
「耐火建築物以外の建物は100平米までしか建てられない」
つまり、そこに、ローコストの建物も、建てる事は出来ないのです。

使いようのない土地。そんな土地を高値で購入してしまう方もたくさんいらっしゃいます。

<2.消防設備について